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2010年2月 4日 (木)

昨日のネギま! 278時間目

ラカンvsフェイトのバトルが決着します。
「伝説もが無に帰す」とアオリが立っていますが、キャラクターの「消滅」は、本当に無慈悲な現象だと思います。

ラカンvsフェイトの中で、フェイトの口ぶりからだと魔法世界の消失は既に20年も先から決められたイベントの様に我々に映ります。
世界が、もしくは自身がそう遠く無い将来消滅するって事実が判った以上、誰もがフェイトも語っている様に神を呪いそうなものですが、ラカンは飄々としています。

ラカンは何も行動を起こさなかったのか(起こせなかったのか?)、どうなのか判りませんが、魔法世界の危機回避はナギ達に任せて、ニュートラルな立場を貫くつもりだったのかもしれません。「隠居していた」っていうのは体よく書いたもので、つまりは「世捨て人」みたいな。

しかしナギの息子であるネギ君に触れ合ったことが、実はラカンにとっても自身の運命を変えるポイントだったんじゃないかなと感じました。ネギ君と直接戦ってみたことでネギ君の成長の伸びしろを肌で感じて、やり残した事を全うすべく「矜持」が立ち上がったんじゃないだろうか?なんて考える次第です。
やるだけのことをやって以降は後進に託す、みたいな。
バトルフィールドをわざわざネギ君の目前に持ってきたのは、ラカンがネギ君にラストメッセージを届けるためと思って間違い無さそうです。

こうやって書くと何か本当に格闘の師匠みたいだなラカン(笑)

フェイトは「世界を救う」と過去に月読に対して口にしていますが、片っ端から人々を消す事によって「救う世界」というのは一体本当に何なのか、解らなくなります。

ネギま!ではありませんが、昔々のアニメーションである「機動戦士Zガンダム」にて、パプテマス・シロッコは

「戦争で地球の経済を徹底的に追い込めば、地球上の人間は餓死をしていなくなる」
「問題はその後だ……戦争の後で、地球圏を治める天才が必要だと思えんか?」

なんていうセリフを劇中で語っています。

フェイト一味(+創造主?)が人々を消すことによって、魔法世界から誰も居なくなれば世界は本当に救われるのか?
それって一体誰のための世界なんでしょう?誰も居なくなった世界を治めるのに何の意味があるのか?

本屋が真っ青になり、ちうが頭を抱える「最期の1ピース」が暴かれる事が、私の疑問を解消してくれる事を願って止みません(笑)。

岩にもたれて半分体が瓦礫と土に埋まったフェイトの視線の先、消失するラカンを通してネギ君が立つ、この最後のページのパースが……イイ!
「俺をヤッてもまだコイツがいる」というラカンの声無きセリフが伝わってきそうです。

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コメント

うむむ…… 僕はフェイトはまだ本気を出していないのではないかと思います。

造られたと言っても魔法世界の住人も一つの生命です、その生命を一瞬で消し去る゙リライドが現実世界の人間に゙効かない゙とは思えません。

使い手であるフェイトが本気を出せばネギ達はおろか、現実世界ごと魔法世界を゙リライドで消し去る事も可能かも知れません……

少なくとも、今起きてる戦いは単なる前哨戦にしか過ぎないでしょう……

投稿: ティエス | 2010年2月 5日 (金) 17時43分

→ ティエスさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

フェイトがまだ本気を出していないとしたら、本当に脅威です。確かに、劇中では「現実世界の人達には効かない」なんていう記載も確証も載っていませんから、フェイトの意志入れによってリライトの効きが広範囲に及ぶ(例えば現実世界への影響など)可能性は十分残っています。底が見えないフェイトのポテンシャルには恐れ入ります。ちょっとおっかないですね(^^;

この戦いを前哨戦としたら、メインバトルはどんな規模になるか想像が付かないですね……。ラカンvsフェイトで城が崩壊するなら、ファイナルバトルは一国崩壊でしょうか?オスティアの惨劇再び?(^^;

また御意見下さい、宜しくお願いします(_ _)

投稿: いぶき | 2010年2月 5日 (金) 20時31分

一国どころじゃ済まないと思います…それどころか現実世界も魔法世界も消滅しかねません。

僕の推測ではフェイトの正体は自らの意思を持っだ憎しみ゙そのもので、完全なる世界の本当の目的はネギま!の世界を含めだ全次元世界の再生無き完全消滅゙だとにらんでます。

更に言えば、全ての次元世界で発生した悪役絡みの大事件ば完全なる世界゙がその次元世界を滅ぼし、消滅させる為に起こした事件だと思います。

投稿: ティエス | 2010年2月 6日 (土) 07時54分

→ ティエスさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

強大な魔力とか、そのテのチカラの衝突は時空を超えて各世界に影響を及ぼす可能性があるということですね。人間兵器もいいとこですねー魔法世界の強者達は(^_^;)。

全ての次元世界はリンクし、各世界で起こった大掛かりな事件は、平行する次元世界に何かしらの影響を及ぼすと仮定すれば「完全なる世界」が各世界の破滅のトリガーという考え方はスジが通ります。かつての大戦で巻き起こった「全てを無に帰す魔法」なんてその典型なんでしょうね。

一方で、1.創造主が懸命に全てを無に還そうとする目的は何か、2.誰も居なくなった世界を統治する意味は有るのか、3.フェイトが24巻で口にした「世界を救う」は誰のためのものなのか、がはっきりしないので、今本誌で起こっているリライトというアプローチが非常に唐突に見えちゃうんですよね。
1.と2.は大義名分が明示されていません。3.はフェイトが「世界を破滅に導いて、自分が新しい世界を創り出す」と言ってくれれば1.と2.も目的が見えてスッキリするのですが「救う」と言う以上は誰か(何か)は助かる(残る)ということになります。

「全次元世界の再生無き完全消滅」はフェイト一味の存在も最後は無意味になる、厳しい目的と思います。でもフェイト一味の正体が「意志を持った憎悪」であれば、世界が消失して憎悪の対象が無くなる→憎悪する相手が居ないから存在する意志に意味は無くなる→自身の消失によるミッション・コンプリートという流れで考えれば完全消失っていうシナリオはアリですね。深い話です。

全てのタネアカシは来週以降の本誌で明かされると願っております。

また御意見下さい、宜しくお願いします(_ _)

投稿: いぶき | 2010年2月 6日 (土) 21時01分

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