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2010年11月24日 (水)

これがサッカー観戦の醍醐味、かもしれませんが

昨日ひたちなかで観た、地域リーグ決勝大会のSC相模原とレノファ山口の試合ですが、本当に大どんでん返しでした。久々にサッカーの怖さが身に染みましたです。

SC相模原の所属は現在神奈川県1部リーグですが、Jリーグへの参入を目指しており、そういうチーム向けの速達制度である「Jリーグ加盟を標ぼうするクラブに対する優遇措置」を使って、今回地域リーグを飛び越えて全国地域リーグ決勝大会に出場しています。勝ち抜けばJFL(日本フットボールリーグ)へ昇格します。
この制度の適用は、2003年に関東リーグ2部から地域リーグ決勝大会に参加したザスパ草津以来、2例目です。

レノファ山口は中国リーグ1位での参加チームで、母体は山口県サッカー教員団です。2006年から現在のチーム名に変更し、将来のJリーグ参入を目指して活動を続けています。

今年の地域リーグ決勝大会は参加12チームを3ブロックに分け、各ブロックにて予選リーグ戦を3日間で行います。各ブロックの1抜けとブロック2位の3チームの中で成績が最上位の1チームの計4チームで後日決勝リーグが行なわれ、(上位リーグであるJFLのチーム数などの)条件にも寄りますが決勝リーグで上位に着ければJFLへ昇格する権利を手に入れられます。

選手の構成を見れば、相模原がJリーグ所属クラブに在籍した経験を持った選手が多いのに対し、山口はそういった選手が少なく、ぱっと見て戦力に相当の差がある感を受けます。

前日までの2試合も両チームは対照的で、1日目、相模原は九州代表のHOYOをPK戦の末下し、2日目も関東代表のYSCCを3-0の大差で下しています。特にYSCCとは今年の公式戦で2戦2敗しており、相模原もYSCC戦を因縁にケリをつけると同時にリーグ戦と突破するヤマと見ていたと思うので、3-0勝利は大きいはずです。
一方、山口は1日目でYSCC戦で0-3、2日目のHOYO戦でも0-1と精彩を欠き、2日目での予選リーグ敗退が決まっています。

2日目を終わった段階での勝点は以下の通り。
相模原 5
HOYO 4
YSCC 3
山口 0

3日目のHOYO-YSCCでHOYOが3点差以上での勝利をしない限り、相模原は山口戦を引き分けで終えてもPK戦で勝利すれば得失点差で優位に立ち、1抜けです。仮にPK戦で負けたとしても勝点は6になり、各リーグ2位の最上位に引っ掛かる可能性を残します。
そして、HOYO-YSCCは2-3でYSCC勝利。暫定首位となったYSCCの勝点は6なので、この段階でHOYO勝利時と違って相模原のリーグ戦突破のハードルはさらに低くなり、引き分けでPK戦敗退でも勝点は6になり、YSCCとは得失点差で優位に立ち、1抜けです。
相模原にとっては有利な条件が増えました。そして3日目の第2試合、ここまで連敗の山口と当たります。

前半の10分で相模原は山口から2点を奪い、ハーフタイム時のスタジアムの人たちの9割方は相模原の勝利を確信したんじゃないでしょうか? 実は私もそうでした。
しかし、山口は試合をを捨てずに後半に挑みます。
後半23分にクロスボールを綺麗なヘディングで、33分相模原DFのバタバタで浮いたボールをヘディングで押し込み1点ずつ加えた山口は2-2の同点に追いつきます。相模原は38分に守りを固めてボールを落ち着かせる為に2名の選手交代(1名は秋葉忠宏!まだまだ現役)を行ないますが、足が止まってしまった様に見えます。

そして、運命の時が訪れました。後半42分、左からのクロスボールをあっけなく頭で合わせられ、ゴールを割られてしまいます。クロスが上がってからボールがゴールのネットに触れるまで、物凄い長い時間に感じられました。2-3。そして数分後に試合終了のホイッスル。相模原の1抜けは無くなりました。

他ブロックの2位の勝ち点は以下の通り。

グルージャ盛岡 5
長野パルセイロ 6

相模原の勝点は5で止まったままなので長野に上回られ、各ブロック2位の最上位に立つことも叶わず、予選リーグ敗退が決まってしまいます。

IFはどうしても出てくるでしょう。
緒戦のHOYO戦で完勝していれば……?
山口戦を落とさなければ……?
他にも、主力選手が怪我などで戦列を離れ、他選手が不慣れなポジションながらカバーしていた、とも聞いています。

数字的な優位に立ち、選手一人ひとりの戦力差があったとしても、必ずしもそれが勝利を保証した物ではないという事が痛いほどに解る試合となってしまいました。

これがサッカーの醍醐味であり、こういった逆転劇は第三者として観戦している分には「非日常をさらに刺激する甘い蜜」です。しかし、当事者だった場合、私の気持ちはどう変わるんだろうか、と会津に戻る車内で考えました。きっと、今日の様な出来事は頭にこびりついて一生離れないんだろうなと思いましたです。

決勝ラウンドは12/3(金)〜5(日)に、市原臨海で行なわれます。ファイナリストとなったチームは

YSCC
三洋電機洲本
カマタマーレ讃岐
長野パルセイロ

です。私は12/4(土)に観戦する予定です、今のところ。

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受信: 2010年11月24日 (水) 14時24分

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