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2011年12月 4日 (日)

堅忍不抜

今年のJリーグも昨日でJ1/J2ともに全日程が終了しました。

サガン鳥栖は熊本と戦い2-2の引き分け。悲願のJ1昇格です。

そして、熊本サポーターから鳥栖へ向けての激励のメッセージが掲出された様です。

http://www.jsgoal.jp/photo/00086900/00086932.html

メッセージの中の「堅忍不抜」とは「意志が堅く、つらいことでもじっと耐え忍んで心を動かさないこと」 (四字熟語データバンクから)
です。

サガン鳥栖の前身は静岡で発足したPJMフューチャーズです。1994年にホームタウンを佐賀県鳥栖市に移し、1995年から鳥栖フューチャーズとして旧JFLで活動していましたが、メインスポンサーであるPJMジャパンが1996年で以て撤退し、経営母体である佐賀スポーツクラブ株式会社は累積赤字を抱えて破産宣告を受け、チームも解散してしまいます。

1997年に任意団体である「サガン鳥栖」が設立され、解散した鳥栖フューチャーズの受け皿となりました。1998年シーズンまで旧JFLで活動を続け、1999年からトップカテゴリのサッカーリーグがJ1/J2/新JFLと再編されるのにともない、鳥栖はJ2に参画し、以降ずっとJ2での戦いを続けました。

サガン鳥栖になってからもチームの運営はゴタゴタし、成績も芳しく無い時期が続きました。特に2003年シーズンはヒドいもので、第17節から最終節(第44節)まで1勝も出来ず、年間勝利数3、28試合連続勝ち星ゼロのJ2ワースト記録を立ててしまいました

運営会社も社長がアレで(プリンセステルコの頃ですね)、Jリーグから除名勧告をチラつかせられるとかしてクラブ運営もチーム成績もサポーターからすれば本当にやきもきさせられることがずっと続いたと思いますが、それでもサガン鳥栖に関わる人たちはサガン鳥栖の明日の勝利を信じて応援を止めませんでした。まさに「堅忍不抜」の精神です。

PJMフューチャーズが鳥栖にやってきて17年、やっと日本サッカーの最高峰リーグへ到達です。
おめでとうございます。

相手チームにエールを送るとは何事と思う方も居るかもしれません。自分トコを勝たすためならそれこそ相手チームの主力選手もサポーターもブチのめす、くらいの勢いで考えて声援を送っているんじゃないの?と。
でも、そういう「対戦相手をリスペクトする」のが、日本のサッカーとサポーターの良いところなんじゃないかと思います。

ちょっと前にもリンクしましたが、それを端的に表す、2009年シーズンのJ1J2入替戦、ジュビロ磐田 vs ベガルタ仙台の中継でアナウンサーが語った言葉が、本当に胸に響きます。

http://www.jsgoal.jp/official/asx/00079661.asx
(J's GOALへのリンク。動画が出ます)

J2→J1の昇格は、鳥栖の他にFC東京と札幌ですね。札幌も4年ぶりのJ1なはず。やっぱりあの赤黒ユニが無いとJ1に華がありません。
昇格組には来シーズンも頑張ってほしいです。そして再来年こそ横浜FCのJ1再昇格をば....(^^;

) 前述の2つのワースト記録は、2010年シーズンにギラヴァンツ北九州が年間勝利数1、31試合連続勝ち星ゼロとして更新されています。

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コメント

ヤバイ、こういうメッセージはおいらの涙腺スイッチ直撃だ w

投稿: 味噌田楽 | 2011年12月 4日 (日) 11時48分

→ みそでんさん

こんばんわ。コメントありがとうございます。

多分Jリーグを観ている全ての人達の鳥栖に対するリスペクトが、熊本のあのメッセージに詰まっていると思います。

投稿: いぶき | 2011年12月 4日 (日) 23時10分

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