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2012年5月12日 (土)

三陸沿岸道路

昨年3月11日の東日本大震災から1年2ヶ月が経過しました。
津波で大きく被害を受けた岩手県三陸地域では、鉄道インフラの三陸鉄道やJR山田線の復旧がままならない一方、震災前から高規格道路として整備中だった三陸自動車道の未開通区間を「三陸沿岸道路」として一括して整備を進めようとしています。

http://www.asahi.com/national/update/0830/TKY201108300618.html

工期と費用を圧縮するために、元々計画していた暫定2車線(完成4車線)から完成2車線へ変更し、インターチェンジについても立派な双方向インターチェンジではなくダイヤモンド型などを用いた簡易型のハーフインターチェンジとなる様です。

http://www.thr.mlit.go.jp/road/fukkou/summary/sanrikuengan.html

興味深いのはasahi.comの記事ですが、

 三陸沿岸道路は三陸縦貫道、三陸北縦貫道、八戸久慈道の3路線、計360キロ。これまでに36%にあたる129キロが開通している。被災自治体から 「ルートは復興まちづくりに影響する。早く決めてほしい」と要望があり、通常は1~2年かかるところを約2カ月間で決めたという。(掲記記事より引用)

当然住民が望むものだから早くルートを決めたというのはイイことだと思います。
しかし、今まではどうしていたのか?予算が無いとかルート決めが難しいとか言って、建設を推進することを怠っていた、ということは無いでしょうか?
元々三陸自動車道は津波が来てもインフラが切れない様にすることが使命の一つだったはずなので、皆の生活を守るためにもとっとと建設しなければならないルートだと思っていましたが……。
みんなの命を守るために整備を進めなければならなかった道路が、人が死ぬ事によって整備が加速したというのは悪いジョークもいいところです。

結局誰もが「津波なんていつ来るか判らないんだから」と、津波が来るまで高をくくっていたんだろうなーと今更ながら感じる次第です。

ルート決めが終わって整備を進めるからには、7年後をめどに、と言わずに1年でも2年でも前倒しして欲しいです。

もしも東京近郊で大地震が発生した場合、高規格道路のインフラ未整備の環八エリアがどうなるんだか、かなり興味が有ります。
今は何事も無くイイのかもしれませんが、いざという時「緊急時に使える道」が極端に少ない世田谷区・杉並区の環八以西は多分にパニックになるんじゃないでしょうか。外環道は地下に通そうとしているので、三陸道の様に「高速道へ逃げる」ということは考えられません。

環八沿線だけではなく、例えば圏央道であったりとか新東名であったりとか新湘南バイパスであったりとか、必要な道なはずなのに居住者の住環境の悪化を理由に必要な道を造れない場所はまだまだあると思います。

当該区間に居を構える方々にはアレな意見かもしれませんが、何事も道路反対とか言わないで「災害時に生き残るための道を整備する」という、もうちょっと大きい視野で道路整備を考える局面なのではないでしょうか、今は少なくとも。

道は要らないと言った貴方は道が無かったせいで亡くなるのだから本望なのかもしれませんが、貴方以外の人たちが道が無かったせいで助かるものも助からなかった、なんていうのは心情的に許せますか?

なーんてことを、渋滞する環八通りを運転しながら考えてみた次第でした。
車が全然動かないと、ロクなことを考えませんね(^^;

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