Death Trap
雨の日には新東京サーキットのコース上のいろんなところに水溜りが出現するのですが、特に4コーナー〜モナコヘアピンは低い場所にあるため川と湖が出来上がります。水捌けがあまりよくないらしく、川と湖は長く残留します。
日曜日のレースでは、6コーナー〜モナコヘアピン間の湖にタイヤを取られて回ってしまうクルマが続出しました、特にSクラス。
車幅の割に重量が軽いSクラスでは容易にハイドロを起こし易いらしく、6コーナー〜モナコヘアピン間の深い水溜りでは簡単にタイヤを取られてしまう様です。なので、まず浅溝のレインタイヤを用いたクルマから無理が利かなくなります。
ラインを選ぶとはやり深みにはまるため、6コーナー〜モナコヘアピン間でオーバーテイクを臨む様なラインは描けず、結果として通過可能なラインは「1本」ということになり、そこを外したクルマから回ってしまう、と。
とどめは、6コーナー〜モナコヘアピン間の1本のラインを前後して2台で走り抜けようとすると、後続車は前走車の作った波にアオられてフロントが浮いてしまい、制御が難しくなります。
なので、6コーナー〜モナコヘアピン間はとにかく単独で突っ切る様な走りしか選べず、そのセオリーを外すと大減速かスピンが待っているという、まさしく突然に出現したDeath Trap (死の罠)でした。
今回4位になったチームメイトですけど、1周目でDeath Trapに掛かりながらも脱出し、4位までリカバリーしたのは本当に凄かったです。トップの何台かと変わらないペースを叩き出しながらの激走は、見ていて胸が熱くなりました。
息子は逆に皆より1秒/周近く遅いペースでラップしていましたが、レース後にノイズボックスをチェックすると全然水が入っていませんでした。ノイズボックスの取り付け方が良かったのもあるのかもしれませんが、徹底的に水の無いところを選んで走ったのが判ります。Death Trapもハナからラインを探る気は無かったらしいので、コンサバティブもここまでやれば大したもんだ、と。
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次のレースではドライバー諸氏が思い切りアクセルを踏める様な良い天気を期待したいものです。
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